Developers Summit 2023 Summerでテスト自動化アーキテクチャについて発表してきました

システム本部デベロッパーエクスペリエンス室のQAエンジニア、伊藤由貴(@yoshikiito)です。

7/27に開催されたDevelopers Summit 2023 Summerにて、アーキテクチャで理解するテスト自動化システムという発表をしました。私の所属するシステム本部ではmablをテスト自動化に活用しています。今回はそのmabl社のおだしょーさんよりお誘いいただきまして、mablさんの枠で一緒にお話してきました。

タイムテーブル上では「満員」表示が出ており、けっこう注目していただけたのではと思っています!

発表の概要

デブサミ公式に掲載した文面がこちら。

システムテストの自動化を行うには、単純にツールを選ぶだけではなく、テスト自動化の仕組み自体をシステムとして捉え、設計することが必要です。 そのための材料として、テスト自動化アーキテクチャがあります。 本セッションでは、テスト自動化アーキテクチャの考え方をもとに、AI自動テストツールやOSSのツールがどんな役割を担っているのかや、テスト自動化システムを構築する際に検討すべきポイントについて説明します。

の考え方を元に、 テスト自動化は仕組みの構築なので、アーキテクチャで考えるのはどうでしょう! ということをお伝えした発表でした。

発表内容&思い

発表資料はこちらです。

発表の冒頭でも軽く触れたように、今回紹介した汎用テスト自動化アーキテクチャやテスト自動化アーキテクチャの考え方は、JSTQBのテスト自動化エンジニアシラバス(PDF)に掲載されているものです。

わたしはこのシラバスの翻訳も一部担当していて、わりと読み込んだつもりです。そのため、結構愛着もあります。が、ソフトウェアテスト界隈、テスト自動化界隈でテスト自動化アーキテクチャあまり使われていないという実感もあります。gTAAからTAAを作って最後にTASとして実装する、という考え方はわりと良いと思うのですが...

という事情もあり、デブサミという開発者が多く集まるイベントでの紹介をきっかけに、これまでリーチしていなかった層にテスト自動化アーキテクチャを知ってもらいたいと考えました。 それによって何か活用のきっかけが出てくれば最高ですし、そこまでいかなくともテスト自動化はツール導入ではなく仕組みの構築なんですよ、という点が伝わればそれでOK!でした。

Twitterのコメントなどを見ると「そういうのがあるんだ」「読んでみたくなった」と書いてくださってる方もいて、知ってもらう・興味もってもらうという点では狙いを達成できたのではないかなと思っています。

大事なのは「テストを自動化しよう!」と思った方が辛い思いをせずに自動テストの運用を続けられるようになること、なので、その役に立てれば嬉しいです。

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