新卒1年目のエンジニアが入社後やったこと、やっていること

はじめに

はじめまして。キナリノキナリノモールでエンジニアをしている新卒1年目の小田です。

入社してから9か月になり、ありがたいことにいくつかリリースも経験させていただいています。
キナリノキナリノモールのどちらも携わっており業務領域が広く、覚えることも多くあるので日々勉強中です。

私自身、就活時に事業会社の新卒エンジニアが入社後何をやっているのか気になって、社員のブログに目を通すこともありました。
当時知りたかったことも思い出しつつ入社してから何をやっていたか、今は何をやっているのかについて書いていこうと思います。
研修の詳細は割愛し、現在までの全体像を紹介していきますのでエンジニアを目指す就活生の参考になれば幸いです。

入社前のレベル感

  • 大学、大学院で他言語でのプログラム経験あり(主にC、python)。
  • 研究の一環でflaskを使用した簡素なwebアプリケーション作成。
  • 業務で使用しているRubyRuby on Railsは未経験。

研修でやったこと

入社〜4月:基礎研修

カカクコムのサービスや組織、社会人としての仕事の進め方等についての研修を受けました。 職種の垣根なく新卒社員全員で実施し、同期との仲も深められたので入社後の不安も和らぐ時間になりました。

カカクコムではサービスを複数提供しているのですが、4月中旬にキャリアイメージや配属希望の部署を調査し、4月末頃配属されます。
今年配属された新卒エンジニアの内訳は価格.com2人、食べログ3人、求人ボックス3人、キナリノ1人でした。

5〜6月:書籍メインの学習

RubyおよびRuby on Railsに触れるのははじめてだったのでトレーナー、サブトレーナーにご助力いただきながらハンズオンで書籍を進めて基礎を覚えていきました。
メインで使用していた書籍は、「プロを目指す人のためのRuby入門[改訂2版]」、「現場で使える Ruby on Rails 5速習実践ガイド」になります。前者はRubyの基礎知識やちょっとしたテクニックを学習するのにとても役立ちました。後者の書籍では実際にタスク管理アプリケーションを作成しながら進めることでRuby on Railsの理解を深めることができました。 また、業務の合間には「リーダブルコード」や「スッキリわかるSQL入門」で知識を増やしていきました。
キナリノキナリノモールの開発チームでは新卒が1人ということもあり、自分のペースで進められたので集中できたように思います。

基本はリモートワークで行ない、週1回の出社日や2on1ミーティングを挟みながら実施しました。
主にslackで疑問点や進め方の相談をしつつ、出社日には対面で会って雑談したり文章で伝えづらい部分の相談をしたりといったコミュニケーションをとっていました。
2on1ミーティングはトレーナー、サブトレーナーと1週間の良かったことや困っていることを相談する場として設けたもので、リモートワーク時の不安を解消できました。

7月: プレ案件

「現場で使える Ruby on Rails 5速習実践ガイド」で作成したアプリケーションにトレーナー陣から頂いた要件を追加するというもので、実際の案件の流れに沿って進めていきました。
シンプルなタスク管理アプリケーションだったのですが、そこにgemを使用しない検索機能やテストコードの追加、ラベル機能の追加などを行ないました。
この際、仕様の検討やテーブル設計から実装まで行なったので、大まかな画面イメージをアプリケーションに落とし込む経験ができたのは実務に入った今も役に立っています。

また、タスクに紐づけるラベル機能の追加では中間テーブルの設計を含めて作成しました。
アソシエーションを考慮して設計、実装する機会になったのでRuby on Railsとデータベース操作とのつながり部分の理解が深まりました。

8月〜: 初案件アサイ

実際に軽微な案件にアサインしていただき、サービスの実装に触れていきました。
はじめて企画やデザイナーの方とチャットのやり取りをする中で、認識の擦り合わせの重要性と難しさを感じました。
以下は案件遂行時の関係図です。

プレ案件では要件を設定してくださったのが先輩のエンジニアであったため技術部分も踏まえた相談ができたのですが、企画やデザイナーの方に話す際はどうすればわかりやすく伝わるか考えるのが大変でした。

そのなかで意識すると良さそうだったのは、実装後の画面イメージの共有を徹底することです。
どんな画面にするか共有できているときにスムーズに進められていたので、文だけでなくスクリーンショットや動画を使って認識のずれをなくすことで手戻りも減らせると思います。 また、わかりやすい文章を作るには引き算も大事です。伝わるか不安で情報を詰め込みたくなるものですが、伝えたいことを伝えるためにも情報の取捨選択は重要だと業務の中で実感しました。

現在やっていること

案件をこなしながら、キナリノキナリノモールのドメイン知識を深めています。
開発にあたって既存実装を読み解く必要もあり、技術とドメイン知識双方習得する必要があります。
今後、企画案件のスムーズな遂行やシステム改善と幅広くこなすためにも案件をこなしながらドメイン知識と技術力も高めていこうと取り組んでいます。

終わりに

新卒1年目エンジニアがどのようなことをしているのかのご紹介でした。
キナリノでは現状、きっちりとした研修カリキュラムが決まっているわけでなく自由度の高いものとなっています。
そのため言われたものを作るだけではなく何が必要なのか、もっと使いやすくするにはどうすればよいかについて自分で考える経験ができたように思います。

今回はキナリノの一例ではありますが、カカクコムの新卒エンジニアについて少しでもイメージが膨らんでいると嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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